一級建築士資格独学散歩道

一級建築士資格取得までの道のりを散文的に綴ります。

16.たぶんだれもがやっている、問題集分冊斬り

 一級建築士試験の問題集はとにかく分厚い。これはある意味建築の分野の広さを意味しており、仕方のないことなのかも知れないが、しかし、IT系の資格と比較してもかなりのボリュームである。まったく頭にくる。えーい斬り刻んでしまえー
という話ではない。これは分厚い問題集を普段から持ち歩き、ドトールなどで学習を行うためのノウハウである。

  多くの人にとって、製本された本をカッターで切り分けるというのはなんとなく罪悪感があるのではないか。しかしそれは認識違いだ。おそらく多くの人が分厚い問題集をカッターで密かに分冊しているはずである。もしあなたが分厚い問題集に密かな殺意を抱いているなら、是非とも以降の解説を参考にしてほしいと思う。

 
 準備するものはカッター、そして製本テープである。製本テープもカッターも100円均一ショップに売っているもので良い。さて、道具が揃ったら、次に考えなければいけないのは、どのように解体するか、ということだ。まず、過去問集であれば、年別になっているはずであるから、年別の区切りで切り分けるのがよい。問題のページと解答解説のページも分けたほうが使い勝手がよい。したがって、7年分過去問集を分冊すると、全部で14冊になる。

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 では、早速過去問集の解体作業を始めよう。まず最初に、本の背に反りをつける。切り分けるべきページを開きやすくするのだ。例えば今年度(平成28年度)の問題集であれば、その真ん中あたりの区切りのよいところ、つまり平成24年度の問題の開始ページを強制的に開く。平成24年度の開始ページのところで、本の背に反りをつけて開きやすくする。そのために、開いた「のど」の部分を机に押し付けて、「背」の部分を折るようにする。多少手荒でも構わないが、あまり強く折りすぎると、解体後に背中の反りが残る場合があるので注意する。このようにして、とにかく本の開きが良い状態にするのだ。次に、切り込むべきページの個所、つまり、各年度の問題表紙それと解説表紙のところを、本の外側に向かった順繰りに開きやすくしていく。

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 次にカッターを手にして、いよいよ裁断である。この時、喉の部分をページごと切り込まないように細心の注意を払う。これまでの経験では、カッターの刃をできるだけ小さく押し出しておいてい、歯の付け根カバーの部分でページをかき分けるようにするとよいことが判っている。ここは重要なノウハウなのでしっかり覚えて欲しい。そして、一気に切り込まず、じわりじわりと斬りこむのだ。背の部分が皮一枚になった時に皮が破れてしまわないよう、今度は喉の方ではなく、背の方から刃を当てるようにする。
 

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 いかがであろうか。解体された問題集はそのままでも使うことができるかもしれないが、カバンに出し入れすることを考えるなら、補強をした方がよい。そこで、製本テープを活用する。
 製本テープは分冊された本の背の丈に合わせて切っておく。次に、机の角などで製本テープをしごいて反りをなくする。このしごきを加えることで製本テープは素直にまっすぐな姿勢となり、机の上に寝かせても扱いやすくなる。

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そこで、裏紙の一方を剥がし、ノリのついている面を上にして机の上に寝かせる。そこに、本の背を当てる。この時、背の部分が製本テープの中央に当たるように注意する。そして、そのまま裏紙を剥がした面の方に、本を倒しこむのだ。以降はそのまま上から押し付けて片面が十分に糊付けされたら、もう一方の裏紙を剥がし、背を巻き込むようにして貼り付ければ完成である。
 
 作業工程は複雑ではなく、慣れればおそらく30分ほどで解体補強作業は完了するはずだ。これで必要な時に必要な分だけの問題集を持ち運ぶことが可能となる。日頃から喫茶店などを学習スペースとして活用している諸氏には是非ともお試しいただきたい。